自然の恵みである地下水は、生活用水として飲用・雑用、道路・駐車場等の消雪、工業用水等さまざまな形で利用されております。
また、井戸水は一年を通してほぼ定温(約15℃)であり、夏は冷たく冬は暖かいため、近年では再生可能エネルギーとして地中熱を活用した空調システム(冷・暖)の利用として研究開発され、新たな活用として大きな注目を集めております。
人が、生きる上で命の源である“水”そして自然に宿るかけがえのない地下水源を有効に活用されている“井戸“の貴重価値を高め、環境にやさしい井戸づくりの重要性を共有し、利用の仕方を正しく認識して頂くために「水の王国とやま」から井戸の日を発足しました。
『水の王国とやま』で井戸づくりに育む富山県鑿井協会は西暦2001年より1月10日(いど)を井戸の日として制定し発足しました。以来、全国へと発信を続け2006年より社団法人全国さく井協会が主体となり、11月10日(い~ぃ
いど)改め毎年、全国各地で「い~ぃ井戸の日記念フォーラム」を開催しています。
フォーラムでは雪・地下水の研究に携わる専門講師を招き基調講演・パネルディスカッション等を実施しています。
2001年に当協会で制定した「いどの日」が全国で共感を得、全国展開され2012年には開催地を富山県とし「い~ぃ いどの日」となり戻ってきました。
これからも全国で「井戸の日」を通じ、地下水や自然環境等の問題についてコミュニケーションを図っていければと考えます。
2001井戸の日 | ||
「水と空気はタダ!」のように地下水を無尽蔵に汲み上げ利用するばかりで良いのでしょうか。 海から蒸発した水分が雲をつくり立山に雪を降らせます。その雪はやがて解けて地下水や河川水に還元され海へと戻ります。この自然の循環を考えれば地下水は貴重な水資源という事になります。 特に富山県では安全・快適な雪国街づくりのため、冬期間に消雪用水として地下水を多く利用します。1年のうちで井戸に一時的に大変な負担をかける1月に「井戸」について考える日を持ち、井戸の重要性や適正な利用の仕方などをPRしていく日として1月10日を井戸の日と制定しました。 |
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●北日本新聞広告 1月10日は『井戸の日』掲載 ●1月10日は『井戸の日』チラシ配布 ●記念テレホンカード配布 |
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2002井戸の日 | ||
テーマ | 水の王国とやまー地下水との共生ー | |
日 時 | 2002年1月10日(木) | |
会 場 | 富山県民会館701号室 | |
記念事業 | ||
会 場 | 富山県庁前公園 | |
内 容 | 井戸メンテナンスの実施[ポンプの点検・井戸の劣化等の調査] | |
記念講演会 | ||
演 題 | 『道路の消雪について』 森田 守 氏(富山県土木部 企画用地課 副主幹) |
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演 題 | 『富山県の水の未来~近年の富山県の水を巡る環境の変化から~』 海原 清美 氏(富山県生活環境部 水雪土地対策課 課長) |
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演 題 | 『富山県内地下水の水文化学的知見と水質評価』 高倉 盛安 氏(元富山県立大学 短期大学部長) |
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演 題 | 『井戸メンテナンスの技法紹介「井カメラ探査」』 富山県鑿井協会 |
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2003井戸の日 | ||
テーマ | 水の王国とやま とやま水物語 | |
日 時 | 2003年1月10日(金) | |
会 場 | 北日本新聞ホール | |
記念講演会 | ||
演 題 | 『化学の目で見る立山の雪』 木戸 瑞佳 氏(新川広域圏 水博物館構想推進室 学芸員) |
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演 題 | 『庄川扇状地の「水環境」と保全・適正利用の「行政連携」』 石川 俊之 氏(国土交通省 北陸地方整備局 富山工事事務所 調査第一課長) |
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演 題 | 『地下水の涵養源と水質』 水谷 義彦氏(前富山大学 理学部 教授) |
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2004井戸の日 | ||
テーマ | 水の王国とやま とやま雪物語 | |
日 時 | 2004年1月10日(土) | |
会 場 | サンシップとやま福祉ホール | |
基調講演 | ||
演 題 | 『南極観測・その歴史と未来』 渡邊 興亜 氏(国立極地研究所 所長) |
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パネルディスカッション | ||
テーマ | 雪から地下水への循環 | |
パネリスト | 渡邊 興亜 氏(国立極地研究所 所長) 桝田 敬次郎 氏(㈱桝田酒造店 代表取締役) 青木 正俊 氏(㈱安全性研究センター 常務取締役) 内山 祐治 氏(富山県鑿井協会 会長) |
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コーディネーター | 佐伯 高広 氏(北日本新聞社 論説委員) | |
2005井戸の日 | ||
テーマ | 水の王国とやま とやまの水と健康 | |
日 時 | 2005年1月10日(月) | |
会 場 | とやま健康パーク | |
基調講演 | ||
演 題 | 『トップアスリートに学ぶ健康のための食事と水分摂取』 川端 理香 氏(Nutririon Consulting WATSONIA 代表・管理栄養士) 水泳の北島康介等の栄養サポート |
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パネルディスカッション | ||
テーマ | 富山の水と健康 | |
パネリスト | 川端 理香 氏(Nutririon Consulting WATSONIA 代表・管理栄養士) 高倉 盛安 氏(元富山県立大学 短期大学部長) 永田 晟 氏(とやま健康パーク・健康スタジアム 館長) 翠田 康志 氏(㈱トンボ飲料 代表取締役会長) |
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コーディネーター | 奥田 裕之 氏(北日本新聞 論説委員) | |
●展示ブース ●実験コーナー ●井戸110番コーナー ●聞き水大会 | ||
2006年より名称が改めました い ど since2001-2005 いい いど -since2006- 1月10日は井戸の日 ⇒ 11月10日はいい井戸の日 |
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2006いい井戸の日 | ||
テーマ | 世界の雪と水 | |
日 時 | 2006年11月10日(金) | |
会 場 | 富山大学 黒田講堂 | |
基調講演 | ||
演 題 | 『世界の雪 とやまの雪』 三浦 豪太 氏(プロスキーヤー) |
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パネルディスカッション | ||
テーマ | 世界の雪と水 | |
パネリスト | 三浦 豪太 氏(プロスキーヤー) 對馬 勝年 氏(富山大学 理学部地球学科 教授) 岩田 助和 氏(富山県生活環境文化部 参事・環境保全課 課長) 横倉 滋 氏(YKK㈱黒部事業所 環境・安全衛生グループ長) 大村 一榮 氏(全国さく井協会 北陸支部 副支部長) |
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コーディネーター | 高倉 盛安 氏(元富山県立大学 短期大学部長) | |
●展示ブース ●実験コーナー ●井戸110番コーナー ●聞き水チャレンジコーナー | ||
2007いい井戸の日 | ||
テーマ | 水が育む人と環境 | |
日 時 | 2007年11月10日(土) | |
会 場 | 金沢勤労者プラザ | |
基調講演 | ||
演 題 | 『温泉で美と健康を手に入れる、温泉ビューティ』 石井 宏子 氏(温泉ビューティ研究家) |
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パネルディスカッション | ||
テーマ | 水が育む人と環境 | |
パネリスト | 石井 宏子 氏(温泉ビューティ研究家) 木村 繁男 氏(金沢大学 自然計測応用研究センター 教授) 中嶋 廉幸 氏(石川県環境部 技監) 坂本 秀八 氏(石川県能登町 海洋深層水対策室 室長) 丸田 信夫 氏(?全国さく井協会 北陸支部 会員) |
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コーディネーター | 米田 満 氏(北國新聞社 論説委員) | |
●展示ブース ●実験コーナー ●井戸110番コーナー ●聞き水チャレンジコーナー ●展示コーナー | ||
2008いい井戸の日 | ||
テーマ | 水が育む人と環境 | |
日 時 | 2008年11月10日(月) | |
会 場 | 石川県地場産業振興センター | |
基調講演 | ||
演 題 | 『エベレストから見た地球』 三浦 豪太 氏(プロスキーヤー) |
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パネルディスカッション | ||
テーマ | 地球温暖化と水環境 | |
パネリスト | 三浦 豪太 氏(プロスキーヤー) 齊藤 健一 氏(石川県農林水産部 森林管理課 担当課長) 寅松 茂樹 氏(石川県能登町商工観光課 海洋深層水対策室 次長) 川合 勝二 氏(㈶北陸保健衛生研究所 総務グループリーダー) 原田 芳朗 氏(㈳全国さく井協会 近畿支部 支部長) |
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コーディネーター | 浦野 優一 氏(㈳全国さく井協会 北陸支部 会員) | |
●展示ブース ●井戸110番コーナー ●聞き水チャレンジコーナー ●展示コーナー | ||
2009いい井戸の日 | ||
テーマ | 自然の恵みと豊かな暮らし | |
日 時 | 2009年11月10日(火) | |
会 場 | 大阪ビジネスパーク TWIN21アトリウム | |
記念講演会 | ||
演 題 | 『京都千年の地下水』 楠見 晴重 氏(関西大学 学長) |
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討論会 | ||
テーマ | 地盤沈下・地下水の適正な利用 | |
パネリスト | 楠見 晴重 氏(関西大学 学長) 山室 秀介 氏(大阪府環境保全課) 遠矢 雄二郎 氏(㈳全国さく井協会 理事) |
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●展示ブース ●井戸の相談室 ●聞き水チャレンジ | ||
2010いい井戸の日 | ||
テーマ | 防災と地下水源の活用 | |
日 時 | 2010年11月10日(水) | |
会 場 | 城西館 | |
記念講演会 | ||
演 題 | 『東南海地震と井戸の活用について』 岡村 眞氏(高知大学理学部教授・理学博士) |
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パネルディスカッション | ||
パネリスト | 細木 秀美氏(特定医療法人仁生会理事長) 宮村 耕資氏(㈱ホテル南水代表取締役社長) 秋元 厚志氏(高知県観光振興部長) 安藤 保彦氏(高知市副市長) 桑名 龍吾氏(高知県議会議員) 土居 央氏(高知県議会議員) |
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コーディネーター | 受田 浩之氏(高知大学副学長・農学博士) | |
●展示ブース ●井戸の相談コーナー | ||
2011いい井戸の日 | ||
テーマ | 地下水と環境 | |
日 時 | 2011年11月10日(木) | |
会 場 | 熊本ホテルキャッスル2F キャッスルホール | |
記念講演会 | ||
演 題 | 『熊本地域の地下水とその保全について』 市川 勉 氏(東海大学 産業工学部 学部長) |
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演 題 | 『東日本大震災における水井戸』 大友 秀夫 氏(㈳全国さく井協会 東北支部 支部長) |
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演 題 | 『災害用水井戸の現状』 安川 壽彦 氏(㈳全国さく井協会 中央支部 副支部長) |
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演 題 | 『熊本はヨカばい』 太田黒 浩一 氏(パーソナリティ) |
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●展示ブース ●井戸の相談コーナー | ||
い~ぃ井戸の日 記念フォーラム2012 in 北陸 | ||
テーマ | 越の国・水と文化のハーモニー | |
日 時 | 2012年11月8日(木) | |
会 場 | 富山国際会議場 3Fメインホール | |
記念講演会 | ||
演 題 | 知られざるもう一つの立山「水の恵み・水との闘い」 今井 清隆 氏(立山カルデラ砂防博物館 館長) |
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演 題 | 『可能性への挑戦』 舞の海 秀平 氏(スポーツキャスター・相撲解説者) |
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パネルディスカッション | ||
テーマ | 立山の雪解け水がつくる 大地に恵み 海に神秘を | |
パネリスト | 今井 清隆 氏(立山カルデラ砂防博物館 館長) 舞の海 秀平 氏(スポーツキャスター・相撲解説者) 竹内 章 氏(富山大学大学院 理工学研究部教授・理学博士) 永森 靖子 氏(割烹店「いきいき料理 銀鱗」女将) |
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コーディネーター | アレマー玉井 氏(富山観光プレゼンター) | |
●展示ブース ●井戸の日110番相談コーナー ●聞き水チャレンジコーナー ●富山県観光/物産コーナー | ||
いい井戸の日2013 in中部 | ||
テーマ | 濃尾・伊勢の国 ~地下水・地中熱の利用と保全~ | |
日 時 | 2013年11月7日(木) | |
会 場 | 名鉄ニューグランドホテル 7階 | |
記念講演会 | ||
演 題 | 『井戸から湧き出す熱エネルギー・地下水を熱源とする地中熱利用』 大谷 具幸 氏(岐阜大学准教授) |
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演 題 | 『自然エネルギーのミラクル~樹木の力~』 ジョン・ガスライト 氏(タレント・コラムニスト・農学博士・エコロジー空間プロデューサー) |
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●展示ブース ●井戸の相談コーナー | ||
いい井戸の日2014 in中央 | ||
テーマ | 地下水は生活を支えるエネルギー | |
日 時 | 2014年11月10日(月) | |
会 場 | 新宿西口広場イベントコーナー | |
記念講演会 | ||
演 題 | 『温泉の恵みで健康にー温泉雑学講座ー』 牧野 光子 氏(温泉マイスター・元NHK静岡ニュースキャスター・SBSテレビリポーター) |
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●展示コーナー |
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